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こんにちは。寒いですが、日差しに春を感じますね。
『春還』、更新してきました。この世界にも、やっと春が巡り来ました……。
絶対に幸せにするので、もうしばらくお付き合いください(今作はだいぶ長めですね……)。あと、脱稿していません。←

先日、久々に黒ファイの夢を見ました。これまで見た中で最上級にらぶらぶしていて私は幸せです。この一幕を繰り返し想起することで、ダルすぎる一週間を乗り切ったと言っても過言ではなかろう。
以下、夢の余韻。

 うつらうつらと微睡みながら、天井を仰いでいた。そんな覚束ない意識状態ならばなおさら、素通りしてしまいそうな刺激が、黒鋼の身に降り注いだ。厚い胸に、軽い身体がふわと寄せられる。覆い被さるようにして触れ合わせられる唇は、柔らかく、少し冷たく、心地良い。しばらくは夢現でその唇を食んだ。快い触覚にやがて意識は浮上し、意図して相手を欲するようになる。軽く開かれた唇の隙間で、舌が触れ合った。その温度もまた、少し冷たい。
「――はぁ……」
幸せそうに息を零し、軽い身は横へ転がった。微かな重みを失ったことに不足を覚え、黒鋼は追うようにファイの身を囲う。笑みに溶けた青い瞳が、彼を見上げた。
「子どもの前では素っ気なくても……あとでちゃんと、こうやってしてくれるんだね……」
柔らかな声が低く囁くのに、黒鋼は何も言わない。物足りない続きを再開してやろうと思っていたところ、小さく美しい対象物が喋り始めてしまったので、出鼻を挫かれたのだ。構わずファイは言う。
「ね、これからもね……一緒にできること、しようね。えっと、お風呂も……」
「……。……風呂は、……やめねぇか」
「……えっ……!」
複雑そうな渋面を前に、ついさっきまで夢見心地だった顔が、さっと青くなる。ファイは必死の様子で主張を始めた。
「で、でも、そしたら誰がお手伝い、するの、流すの、大変じゃない? 背中……」
「……」
「左腕……」
「……ん、……まぁ」
それもそうか、と絆されてしまう。下心のない申し出に少々場が悪くもなり、黒鋼は仕方なく相手の主張を受け入れた。自分とは違う。ファイは今では何の魂胆もなく、深い思い遣りと親愛の情ばかりを理由にして、この距離を無にしてしまう。その結果として訪れた関係性に、不本意さの欠片すらなく、嬉しげな微笑ばかりが返されるけれど。
(最初は……そう、だったんだろうが)
自分とて、最初は。特筆すべき欲求がある訳ではなかった。捨て置けないというだけで、この距離を詰めた。しかし、いざ相手が手に入ってしまうと分かると、また別の心の動きが、この身にはたらきかける。
 一体いつから、と考えるのは無意味だと分かっていた。伸ばされる頼りない手は、自分が簡単には離れていかないと信じ切っている。それが分かるだけで、自分たちの軌跡には、十分な答えが与えられているのだ。

完。
台本形式にするつもりが、うっかり地の文を書き始めると世界が広がる罠。即席作文失礼いたした。
ほぼ夢の捏造です。すり寄ってくるファイさんの唇が心地良いなというのと、お風呂の下りがぶつ切れだったので、こんな流れかなぁと思って補完。ファイさんが左腕の心配をしているので、原作沿いの世界観だと思われる。義手が不調で外しているのかな? 確かにあの広い背中を片腕で流すのは大変そうだ。というか、ファイさんがしれっと「子ども」と言っているのに「子持ちか?!」と肝を潰されたのだが、原作沿いなら「子ども」という表現も分かる。ふむ。
……。大変申し訳ありません。夢の話をすると毎度暴露&謝罪をしていることではあるのですが、今回も筆者は……黒様の目を借りて世界を……見ており……、……。唇が、こ、心地良かったです……斬られる……!(破魔刀を受け断末魔を上げながら散る筆者の邪悪なる姿)

はい。本来の執筆作業に戻ります(深手を負っている)
いつも拍手ありがとうございます!

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