真面目に描いたツナさんを出すのは初めて?
何かひどい事になったんだけど目を瞑って下さしorz
昨日のアニリボ獄寺くんがっ!!
スパナさんにお怒り。可愛過ぎるよ君…
っていうネタを本当は描きたかったのですが、弟のいる前では到底描けないので、結局単体ツナさん^^;
ああ、いつか真面目な獄ツナを描きたいです…
アナログでは漫画らしきものをかきなぐっているのですが、スキャナないんです。
だから、月下の生み出したネタのほとんどは未公開なんです。翼も復活も。
まぁ…たとえあったとしても絵が酷過ぎて、みなさまの目に悪いんですがね;;
…上手くなりたい。
追記に一ヶ月前に戴いたコメントのお返事です…
遅くなりました!。゜っ
ひとつ前の記事のつづき。
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空の明るさはさほど変わらないままだが、夜は明けたらしい。
仄暗さと湿気に沈んだままの室内を、洗面所へと向かう。
カルキの刺激を全く覚えない水道水。
冷たい水で頬を打って、忘れろ、と呟いた。
あんなものは夢でしかない。
顔を上げて、鏡の中の人物と対峙する。
不健康に見える顔色は、きっと周りが薄暗い所為だろう。
ふう、と息を吐くと、正面の人物も唇を震わせた。
―――――…
雨音に紛れて、単調な機械音が耳に届いた。
慌てて寝室に戻り、枕元に放置したままの携帯を拾い上げる。
着信。
「はいっおはようございます!ご無事ですか!!」
急き込んだオレに吹き出したらしいあの人の声が、小さな機器を通して鼓膜に触れる。
『おはよう獄寺くん』
ゆっくりと言葉を続ける。
『オレは元気にしてるよ。獄寺くんも、元気?』
嘘を吐くという躊躇よりも先に、オレの喉は大嘘を吐き出した。
「元気です」
『そっか、よかった』
いつもならば、食事はちゃんと取っているか、診察の状況はどうか…
そんな質問が続くはずなのだが、今日は違った。
『帰って、きて』
「えっ?」
受話器を介したあの人の声は小さ過ぎて、聞き違えたのだろうかと耳を疑う。
沈黙を掻き流す大雨。
もしかしたら切れてしまったのではないかと不安になって、一層強く耳を押し当てた。
と、ようやくあの人の声が聞こえてきた。
『君が嫌じゃなかったら…帰ってきて欲しいんだ。昨日、主治医の先生と連絡を取り合ってね、教えてもらったんだよ。快方に向かってるって。もう大丈夫だろうって。むしろ…』
濁った語尾に、黙って耳を澄ませた。
『むしろ、独りの方がよくないかもって。だから…もし獄寺くんが構わないなら…帰って、こない?』
帰る、…
「どこ、に、ですか」
迷子になった。
自分が今どこにいるのか判らない。
帰るべき場所さえ、見付からない。
それなのに帰ってこないかと訊かれても
『オレの、そばに』
「十代目、の?」
彷徨っていた所を、背中から抱きとめられた思いがした。
『あっ…いや、別にオレの、って訳じゃ…。みんな、待ってるし…』
「みんな?」
『うん。みんな…』
「そうですか。じゃあ帰ります」
『え、本当に…いいの?』
「ええ。荷物まとめます。今夜には戻ります」
『あ…う、うん。帰り方は…判る?』
本当に迷子のようだ。
可笑しな質問のようだが、あの人の声の響きは、オレを案じている以外の何物でもなかった。
やはり“忘れた”事になっているのだ。
ぽっかり穴が空いているのは、ほんの一部分の記憶だけだというのに。
「大丈夫です。ちゃんと判ってますから」
そう、と胸を撫で下ろす雰囲気が聞こえた。
荷物は少ない。帰ろうと思えば、今すぐにでも出ていけるほどだ。
田舎のためバスの本数は少ないが、今夜には着けるだろう。
様々な考察を巡らせて、難なく帰還できるであろう事を確信する。
「しかし…という事は、十代目にお会いできるんですね。電話じゃなくて、会って話せるんですね」
確信と同時に込み上げた喜びを、偽る事なく素直に告げた。
悪い夢から覚めて、焦燥に駆られながら電話を待つ必要はなくなるのだ。
『そうだね』
短く言葉を切ってから、あの人は声を小さくした。
それでもその声がしっかりと聞こえたのは、豪雨がいつの間にやら小雨へと落ち着いていたためだろう。
『今だから言えるけど、オレ、本当はずっと獄寺くんに会いたくて…
だから、帰ってきてくれるの、すごく嬉しい』
毎夜繰り返されたあの光景も、何でもなく思えてくる。
ただ、受話器越しにはにかんだあの人を壊したくないとだけ考えた。
「オレも」
嬉しいですと伝えて、電話を切った。
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この後も一応少し書いてるんですが、また方向性決めまする…
そろそろ月下の本領を発揮すべく、ブラックな方向に。
書き出したら案外長くなりそうで停滞中。
どうなる事やら。
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夢の中(仮)
ごめんね、と泣いた。
どうして謝られたのか、判らない。
ただ理解できる事としては、オレがあの人の胸に銃口を押し当てている事だけだった。
―――銃口?
「…悪夢だ」
重たい頭を振って、けれど起き上がる力もないから、汗ばんだ身体を投げ出したままオレは呻いた。
大量の雨粒が屋根を、地を、木の葉を打ち付けている。
掠れた声はその音に完全に消されてしまい、薄暗い部屋の空気は一層孤独さを増した。
夜は明けかかっている。
携帯を確認すると、五時。
画面には、メールが届いている事を知らせる文字の並びが浮かんでいる。
深夜に届いて気付かずにいたらしい。送信者は、山本。
『元気にやってるか?』
「元気な訳ねーだろ。ばかやろう」
ぱし、と乱暴に携帯を閉じて、深呼吸した。
元気な訳ない。
毎晩立て続けに夢を見る。
何度も、何度も。同じ夢を。
そして、最後は決まって、疑問を抱いた所で目を覚ますのだった。
これはある意味ホームシックなのか。
それにしても、なんて厭わしい夢だろう。
この手であの人に銃を突き付けるなど。
(ああ…)
早く帰りたい。
理由は知らないが、あの人は、毎日決まってオレの身を案じるように連絡をくれる。
それだけがあの人の無事を知る手がかりだ。今日もできるだけ早く連絡が欲しい。
あんな夢は所詮夢でしかないのだと、そう慰められてしまいたい。
オレはまだ帰れないから。
でも、どうして?
(記憶喪失ってこんな感じなのか…?)
思い出せない。
違う。思い出さないようにしているのか。
とにかくオレの胸は塞がったままで、きっとそんな閉塞感が悪い夢を呼び寄せるのだ。
「…じゅうだいめ…」
激しい雨音にまんまと消されてしまったオレの声。
消されてはいけない。半ば意地を張ったこどものように、もう一度繰り返す。
「十代目」
辛うじて自分の耳に届いた声は、しかし、どうしても不安定な響きを拭いきれてはいなかった。
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獄←山な駄文の書き殴り。
続きを書きつつも時間がない。
完結できる保証もない…
現段階では獄←山←綱にも読めます ね。
泥沼になるつもりで書き始めたのですが、沢田さんは未だ無自覚れす。
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どうしよう(仮)
「獄寺、遅せーな」
らしくもなくポツリ呟いた山本に、オレはすっかり、彼の身に起きている事態を理解してしまった。何て事だ!
「あー…早く来ねーかなぁ」
今度は独り言のように言って、机に広げたまっさらなノートに胸から上を寝転がせた。
オレはしばらく彼のしゅんとした顔を見詰めて、ああ間違いないと呆気にとられた。
山本に元気がない時なんて、数えるほどしか見た事がない。
今までだって、こうやってオレの部屋に集まる約束をして獄寺くんが遅れてきた事はあったはずだけど、それにしたってこんな顔をする事はなかった。
オレは気付いてしまった真相にだんだんと居た堪れなくなり、何より落ち込む山本を見ていられなくて、何とか早く時の流れる事を祈った。
しかしこんな時に限って秒針というのはのろのろと動くものらしく、獄寺くんは一向に姿を見せない。
何かあったのだろうか。さすがに心配になってくる。
「なぁツナ、どうしよう」
不意を突かれて、えっ、と甲高い声を上げても、山本はさして驚かずに、伏せた上体をわずかにオレの方へ向けて続ける。
「オレさぁ…獄寺がいねーと本当駄目なのな」
これはもしや核心か!と身構えたが、果たしてそうではなかった。山本は言う。
「宿題全然進まねーよ…」
ああ、そ、そうだね。
困惑を隠せないまま返事をしても、山本はやっぱりオレの反応なんて気にもしていないようだ。
悩めるその表情は、どうやら、宿題の進度だけが原因ではないらしい。
「オレな」
ただ口に出したいだけなのだろう。
返答は期待していないと見えたので、オレは黙って、山本の弱々しい声に耳を傾けた。
「問題解説してくれてる時のさ、獄寺の目が好きなのなー…」
すき、という明瞭な発音に、何故かこちらがどぎまぎしてしまう。
「伏し目がちになるからかな?睫毛長いのがよく判ってさ、漫画みてーって面白くて」
漫画みてーって面白くて、が山本的だ。
「あと目が真剣なんだな。で、前髪がちょっとかかってんのも何か」
「好き?」
思わず口を挟むと、この時ばかりは山本も驚いて目を見張った。
それから情けないような笑顔になって、うん、好き、と言う。
確かに、獄寺くんは綺麗だ。オレだってそう思ってしまう。
尤も、当の本人は綺麗な事に自覚がないのか、いつもぎらんぎらんな目付きをしている。
それさえなければもっともっと綺麗に見えるのだろうけど。
そして彼がぎらぎら目付きを解除するのは、せいぜいオレやリボーンや母さんにだけ。
一方とても言えたもんじゃないが、山本に対しては敵意むき出しだ。
もしかしたら、そんなだから余計、山本は堪らないのだろう。
とげとげした気持ちを一切かなぐり捨てて、勉強にだけ没頭する獄寺くんの綺麗さが。
「あー、そうでもないか」
山本は突然に首を傾げて言った。
「声も好き」
優しく目を細める。
「指輪じゃらじゃら付けた手も。反応も。不機嫌そうな顔も」
それって、全部じゃないの?
と、またしてもオレが余計な言葉を割り込ませたら、どういう訳か山本は嬉しそうに笑った。
「やっぱそうか!オレ、あいつの事全部好きなのな!」
すき、
この短時間に聞き慣れたはずなのに、その響きは呼吸の際にオレの肺に触れて、つきり、と妙な音を立てさせた。
何なのだろう。この不可解な痛みを表現できる言葉が、見付からない。
どうやらオレは長い間、ひとり黙って考え込んでいたようだ。
気付けば、山本は気まずそうな顔をしてオレを覗き込んでいる。
「ごめん」
どうして謝られたのか判らずにいると、彼は少し俯いて視線を落とした。
「何かオレ、変な事言ったみたいな。今日ちょっとおかしいわ」
うーんと伸びをして、片付くはずもない宿題の山に向き直り、山本はそれぎり口を利かなかった。
あれは、まるでオレが気を悪くして、それにうろたえているような謝り方だった。
オレはただ、初めて覚えた痛みのようなものを形容しようと頭を捻っていただけのつもりだったのだが、ひょっとして怒った風にでも見えたのだろうか。
そんな誤解を与える態度だったのなら、こちらも謝らなければ、と口を開きかけたものの、何故だか躊躇って、結局オレたちはお互いに無言のままその日を終えた。
獄寺くんは、来なかった。
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書けるといいんだけど…
どうもここまでっス。すみませんorz